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村上隆の五百羅漢図展を見てきました

森ビルで開催中の村上隆五百羅漢図展。

テレビで紹介されているのを見て、おお、これは見てみたい!と、思ってたところに、ゆずの追加公演が発表されたので、ビュン!と、東京に行ってきました。
手術前に楽しいことをしておこうと、思って。

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入口で、村上隆さんそっくりな羅漢さんがお出迎え。お経を唱えてました。
写真撮影可だったので、撮りまくってきました。

展示の前半は、そうそう、村上隆ってこんな感じだよねーっていうポップアートの展示。

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ちなみに、ゆずファンにはアルバムのジャケットデザインでお馴染みです。

LAND

LAND


村上隆は、出始めの頃のフィギュアとかは、なんでこれがアートなの?って思ったし、その後は「よくわからない」というカテゴリーにおいてました。
3年前かな?上に貼ったゆずのアルバムLANDでコラボして、その時に初めていいなって思いました。(それまでも何度かコラボしてるんですけどね)
今回改めて作品を見てみると、作品の完成度や色使いがすごい。上の写真の髑髏なんて、一つ一つに迷彩柄みたいなのが入ってて色がぜんぶ違うので、ずっと見てられます。
作品はたいていがグロテスクだったり不気味だったりするんですが、でも目が離せない魅力があるというか。
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昔ヴィトン展で村上隆コラボのお花デザインを見た時はすごさに気づかなかったわ。

そして後半はメインの五百羅漢図。東日本大震災を受けて作られた作品です。
これが素晴らしかった。
五百羅漢図は、4枚の大きな絵画からなっていて、それぞれ白虎、青龍、朱雀、玄武というタイトルになっています。まず展示会場で目に飛び込んでくるのは、白虎の絵。赤い炎をバックに、ずらっと並んだ羅漢さん。
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真っ直ぐにこちらを見つめてくる様子に息を飲みました。
一人一人表情が違いますが、それぞれ、祈りの気持ちが込められているのを感じます。
とてもパワーのある絵で圧倒されました。

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青龍に描かれているのは、白虎に比べると漫画チックな動きの羅漢さん。

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こちらの朱雀は手塚治虫火の鳥がモチーフになったそう。

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玄武の羅漢さんは、なんだかしぶくておしゃれ。

こんなに大きな絵をどうやって描いたんだろう、と、思ったら全国から美大生を集めて、多い時には200人体制で描いたのだそう。
それでも大変だっただろうな…。
制作時の資料も展示されていて興味深かったです。

とてもいい展覧会でした。思い切って行って良かった。