毎日が冒険

行ってみる、やってみる、食べてみる

薬膳カレーの店

雪が降っていたので、ランチに暖かくなるものを食べようと、最近できた薬膳カレーの店に行きました。
和風ベースのカレーがスパイシーで美味しい上に、一度食べたら薬膳効果で夕方までぽっかぽか。
こんな日にぴったりのお店です。

行くのは先週に続き2回目。
ドアを開けると、マスターに、「あ、常連さんや」と言われて、接客業の人の、顔を覚える能力に感心しました。

席に着くや否や、「実はカレーの味を大幅に変えました」と、宣告されました。
「何も聞かんと、まあ食べて」

ランチのメニューは3種類。と言っても、辛口か激辛か甘口。
ここは、前回と同じ辛口を注文。というか、辛口を食べると決められました(笑)

チキンカレーに玉ねぎのピクルスにライスが、この店のカレー。シンプルな見た目は前回と変わりません。

一口食べると、ものすごくフルーティ。
そして、その後にくる辛味が、ヒーって感じ。

素直にそう告げると、「まさにその通りですわ」と、嬉しそうに言われました。
美味しいんだけど、舌がヒリヒリするくらい辛いです。

「どっちが好きですか?」と、聞かれたので、素直に前のやつと答えたら、「7割の人は新しいのが好きって言うんですよ。食べやすいのはこっちだと思うけれど、癖になるのは前のやつですよね」と、頭を抱えていました。

それなら両方出せば?と、言うと、「それをやると僕が倒れます!」
仕込みにかなり手間がかかってるそう。

マスターは私と同い年。
薬膳カレーの店で修行後、自分の店を開いてまだ一月も経っていません。
この一月の間に、「店の味」を決めたいそうです。

この辺りはカレーの激戦区。
今人気があるのは、トマトカレーの店と、大阪からやってきた激辛カレーの店みたい(マスターしらべ)
「カレー食べたい、じゃなくて、うちのカレーを食べたい!って思ってもらわな商売にならへんから」と言う言葉に、お店をやることの難しさを感じました。

結局、「意見が分かれるということは、まだこの先に、10人が10人、美味しい!ってカレーがあるはず」と、試行錯誤を続けるそうです。

マスターのカレー、次回は完成してるのかな。楽しみです。