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毎日が冒険

行ってみる、やってみる、食べてみる

もったいない彼女

去年知り合った友達で、すごく「もったいない」人がいます。

同世代の美人で性格は謙虚で控えめ。美人といったけど、小顔でヨーロピアンの雰囲気のある上品な顔立ちは、地味なメガネで隠されています。でも、見れば見るほど美人。数年前に買ったユニクロのジーンズに高校生の時のものだというブラウスみたいな頓着しない格好をしていますが、ジュリエットみたいな格好の方が100倍似合います。

仕事は調理補助のような裏方仕事のバイトを転々と。

飲食が好きだというけど、立ち居振る舞いも上品だし、裏方だけでなく、ホールやドリンクもやってみたいって言うし、ホテルのラウンジとかバーで働けばいいのにって言うと、「そんなところ恐れ多くて」と。

 

とにかくもったいない彼女。とりあえずメイクをして、今風の服を着てモテて!

と、いうのが周囲の意見。

でも、彼女はメイクよりも食べるもの(マクロビにハマったこともあるらしい。健康志向)にこだわって内側からキレイになりたいし、ファッションにお金をかけるくらいなら、貯金して旅行に行きたいの、と。

 

価値観は人それぞれだけど、美人には美人の人生を生きて欲しい…と、美人に生まれつかなかった私は思うのです。

 

そんなこんなで、会うたびに、「ああ、もったいない」って思ってたけれど、先日会って気づきました。

彼女がもったいないのは、美人なのに格好に構わないことではなくて、もともと自由に憧れている人なのに、自分や世間が作った枠に一生懸命自分を嵌めようとしてるからだ、と。

 

彼女は料理が得意なので、そこに自信を持てばいいのに、「私は人に比べてあれもできない、これもできない。人として落ちこぼれだ」みたいに思ってるんですよね。

だから、人前に出たり目立つようなことはしたくない。美人だと注目されることにすら価値を見出せない。

 

そりゃあ出来ないことは誰にだってあるし、私も人に比べて出来ないことが多い、出来るまでに時間のかかる人間なので、彼女の劣等感もわかります。

でも、「出来ないことは人にやってもらって、出来ることを伸ばしたらいいじゃない」って思うのです。その方が自分も周りも幸せだよ。

料理がうまい、それだけで人より秀でてるじゃない。

 

そこを力説してみたけれど、いまいち届いていない様子。

 

ああ、もったいない!って思いました。

けど、本人がそう思わなきゃ何も始まらないよね…。