「幸せ」について知っておきたい5つのこと
「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室
- 作者: NHK「幸福学」白熱教室制作班,エリザベス・ダン,ロバート・ビスワス=ディーナー
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2014/12/20
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
「幸せ」についての本を読みました。
少し前に流行ったNHKの白熱教室「正義の話をしよう」の派生のようです。
いまは「幸福学」という学問があるそうで、幸せについて実験をしたり統計を取ったりがされています。
幸せについて考えるとき、お金持ちの方が貧しい人より幸せ。幸せとお金は密接な関わりがあるだろうとイメージしませんか?
この本によると、幸せを感じるか否かは、お金のあるなしでなく、豊かな人間関係と、物の考え方にあるようです。
人間関係
家族や友人を大切にすること。できれば性別や年齢国籍を越えて、多様な友人を持つこと。
他人に親切にすること。身近な人をいい時も悪い時もサポートすること。
幸福は伝播するので知人が幸せになるとあなたの幸福度もあがる。
特に大人も子供も、人にプレゼントをもらった時より、人にプレゼントをした時の方が幸福度が上がるというのが興味深いです。
また、アメリカやスウェーデンに比べて日本人は、老人になるにつれ幸福度が下がっていきます。それは何かあったときに相談できる家族や友人が周りにいないから(いても遠慮しがち)ということで、これからの高齢化社会の幸せの鍵は、まさに人間関係だなと思いました。
物の考え方
これはよく聞く話だけど、コップに半分水が入ってるのを見て、「まだ半分ある」と考える人の方が、「もう半分しかない」と考える人より幸せです。
ネガティヴなことをポジティブなことに置き換える考え方の練習をすることによって、逆境に強くなり、つらいことの中に立ち止まる時間が短くすむので、幸福度が上がります。
幸せでありつづけるためには?
私はできれば死ぬまで幸せな状態でいたいです(それは誰もが同じだと思うけれど)。
そのために自分ができることは、周囲の幸せを願って、人間関係を大事にしながら、ポジティブに生きることのようです。
こんな風にまとめると、「それは簡単なようで難しい」とか「自分に余裕がないとできない」など、ネガティヴな意見が心の中から湧いてきがちですが、まずその考え方をポジティブにして、逆境にあってもそう思えるようになりたいです。
そして時に誰かを助けたり、誰かに助けてもらったりしながら人生を乗り越えていけたら、それは幸せなんじゃないかと思います。